札響 hitaru シリーズ定期演奏会
【指揮者 / 共演者】
指揮:鈴木 雅明
管弦楽:札幌交響楽団
【曲目】
矢代秋雄/交響曲(1958)
チャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」
↓こちら行ってきました。
色々といいものを見させてもらったなっていう感想です。
ドラマチックな展開がいくつかありました。
まず、初めて対抗配置というものをみたので、新鮮でした。
ただ、hitaruのホールはやっぱり音が上にいっちゃうのか、どーしてもkitaraと比べてしまうと、特にバイオリンと木管楽器があんまり聞こえてこない。
ひさしぶりにA席とったんだけど、やっぱり寂しく感じてしまうね。
アクセスはすっごくしやすくて平日はいいんだけどね〜〜。
やっぱりバレエとか演劇とかのほうが適してるかも。
まずチャイ6の第1楽章で、指揮者がかっとばすかっとばす。
誰だかがレビューで、第1楽章がテンポアップで第4楽章がゆっくりで、ロシアっぽくていいけど、オケがついていけてなかった。って言ってる人がいて、私はロシアうんたらのくだりはようわかんないけど、ついていけていないんじゃなくて、たぶんついていかなかったのでは?という印象を受けました。
ちょっと、ん?っていうシーンがあった。
そこで、あれ、指揮者との信頼関係があんまりないのかな、とちょっと感じた。
決めるとこはさすがで、何度か美しすぎて昇天しそうになりました。
2楽章のチェロは痺れたし、
4楽章のはいりはめちゃめちゃかっこよかった。
(あれをしないと3楽章終わった時に拍手きちゃう)
で、話はもどるけど、前半の交響曲が終わった後に、それぞれの楽器を立たせるっていうパフォーマンスを指揮者がやったのね。
アマオケならよくやるけど、プロオケで珍しいなあと思ってた。
ソリストだけ立たせるんじゃなくて、首席を立たせてそのあとセクション立たせるっていうのを全部の楽器にやってて、普段しないだろうし結構ぐだぐだだった。
まあまあと思って見てたら、チャイ6終わった後も同じことをやり出して(笑)
もう首席のひとも「いちいち2回立たされるの間延びするからさっさとみんなで立つよ」みたいな合図だしてセクションごとで拍手もらう感じに(笑)
もういいよ〜みたいな雰囲気あって、
指揮者の先生が、最後に「はいみんなで立ってください」って合図を出したときに、誰も立たないっていう状態に。
コンマス「先生、もういいですから〜」
っていう雰囲気で立たないっていうのは見たことあるんだけど、今回については
りぼんちゃん「絶対に立ちません」
っていう雰囲気を感じた。w
先生も「えっ」ってなって
もう一回合図をだしたんだけど、全員無視。
(全員っていうかコンマスが立たない雰囲気すごいから誰も立てない)
軽くざわつく会場
んで3回目でやっと立って、ぺこってりぼんちゃんがおじきして終了。
見てるこっちがちょっと気遣う(笑)
レビューみても誰も触れてないけど、なんかすごい微妙な空気を私は感じて、これはこれでおもしろかった。
プロオケが指揮者を見定めるのは日本のオケの文化なんですかねぇ。
指揮者って大変ですね。