メンタルクリニックの先生
「ADHDですね。指数的にはかなりハイスコアです〜」
私
「ハイスコアヤッタァ」
ということで、ADHDの診断をいただきました。
診断されるまでのお話。
まず、初診まで3ヶ月くらいかかったかな?
なんとか仕事の半休を使って来院して、たくさん時間をとって私と対話をしてくれました。
ADHDの症状の中でも注意欠陥症だと
物を忘れる
うっかりミスが多い
時間が守れない
予約を取れない
などなど、そんなの誰にでもあることでしょう?って思うと思う。
一つの判断基準は、それによって生活支障をきたしていたり、
生きにくさを感じているかどうか?というところらしい。
昔から「うっかりさん」とか「小ボケかます」とかよく言われていて、いろいろな方々のサポートあってこそではあるんだけど、そこまで深刻な問題ではなかった。
(ちなみにみなさんは、こういうADHDの気質あるなあって思っていたんですかね??)
結婚して、人と日常生活をするようになって、仕事と家のことを同時にしなきゃいけなくなったときに、どうしようもなく困っている状態であった。
振り返ってみると、昔から困っていたのは、突如襲ってくる眠気だったんだけど、グサっと残っているのは「誰だって眠いの我慢してるんだよ。」っていう言葉。
うっかりミス連発したりすることも、みんなできていることができないことに対しての自己嫌悪とか、ストレスっていうのが、他の人からすると大したことないことだと思うんだけど、自分の中ではすごく大きい問題になっていた。
人によっては
「あなたはADHDじゃないと思うよ、私の知っているADHDの人はもっと多動だもん」
「誰もがちょっとしたミスなんて同じようにあるよ」
とかって言ってくれました。
これは慰めというか、良かれと思って言ってくれているんだとは思うんだけど、
わかる。
言ってることはわかるんだけどね。
そこに対して、医師の診断の結果ADHDという名前がついて、私はほっとした気持ちになった。
ちなみに、初診の時に色々と質問をしてくれて、その時に診断のためのチェックシートをつけてくるように渡されました。
自分自身でつけるのが2枚
母親につけてもらうのが1枚
これは先天的なものなので、幼少期からその症状が続いているかどうかっていうのが、判断基準らしい、これらを総合的に判断して、診断しますとのことでした。
ということで母親に郵送したところ、第一声
「これって何?なんかの宗教??」
はい、不穏な空気〜
いっつも母親は優しいのですっかり忘れていた。
でも私は思い出した。
こういう精神的?なものに対してものすごい偏見をもっていて、理解をすることができないということを。
(ちなみに家族親戚に、鬱、統合失調症、知能障害、ADHDなど、オンパレード。そのメンタルヘルスの分野でいうと私はサラブレット)
まあ、彼らと比較すると、私は社会的に頑張って馴染んでいる方ではあるとは思う。
結果として「質問簡単だからすぐ送るね。」
と、ものすごい素っ気ない対応をされた。
チェックシートはADHDの特徴に関しての質問で、
具体的な内容は忘れたけど
「忘れ物が多かったか?」
「おとなしく座っていることができていたか?」
とか、まあそいういう質問が15項目くらいある。
んで、返信してもらったチェックシートをみてみると
全ての項目で「全くそう思わない」
にチェックが入っている。
嫌な予感、的中(笑)
そこでいろいろな感情が湧き上がってきた。
本当に私をADHDだと認めたくない感情が表に来ているんだな。
私が幼少期からどんなに悩んでいたか、私の機微に全く気付いていなかったんだな。
私のこと好きなんだろうな。
本当にこういう系も知識理解がないんだな。
もう少し丁寧に説明はするべきだったのかもしれないけど、ここについて話し合ったところで、認めて欲しい私と、絶対に認めたくない母親と、折り合いがつくはずもなく、この年になって必要以上に関係性を悪化させたくないので、いったん対話は避けた方が健全だなとの結論に至りました。
しかし、これ、ADHDって診断おりないんじゃないの?どうしようと思いつつ、ありのままを先生に相談。
先生は
「いや、いくらなんでも子供なんだから全て『全くあてはまらない』なんて人いないのにね(苦笑)。なるほどねー。」
と言って笑ってくれました。
(いい人や・・・。)
本当は保護者の方の理解も欲しいところなんだけども、あなたもいい大人だから、あなたの申告で幼少期のことは聞いているので、大丈夫です。
困っている状況も聞いたので、力になりたいなと私は思っています。薬物治療を希望しますか?
って言ってくれた。
その言葉に私は本当に涙がでそうになりました。
ということで、二つ返事して、診断をもらって今に至ります。
薬物治療してみようと思います。